
振り返ればそれは、ながいながい道のりでした。
大学3年次、特に行きたい会社があるわけでもなく、やりたい仕事があるわけでもなく、なりたい職種があるわけでもなく、なんだかよく解らないまま、周りに流されるままに就職活動を始めていました。
世間はいわゆる「就職氷河期」。募集も少ないし、企業側もよりレベルの高い学生を求めている時代…とにかく落ちました。情け容赦なく落とされました。特に面接で。当たり前ですよね。中途半端な気持ちでアピール力に欠けるし、資格もないし、それで受かるほど就職活動は甘くはありませんでした。
落ちつづけて数カ月。自分自身を否定されているようで自信も失われていきました。そして7月の終わりに、気持ちがプツンと途切れたのです。「もういいや…」と。それで、当時バイトしていたスーパーで、大学卒業後もそのまま働くことになりました。流行の(?)フリーターデビューです。
スーパーで働きながら、ずっと思っていました。「何やってるんだろう…」と。「何か始めなければ」という思いもありあましたが、一歩を踏み出すことができませんでした。
そうするうちに、2年が経とうとしていました。もどかしい気持ちのまま行動に移せない自分に苛立ち、社会人となって立派に働いている友人との差、親の心配(小言)、スーパーの仕事の辛さ、いろいろ重なって、溜まって、ボンっと。「スーパー辞める!何か始める!」とようやく重ーい腰が上がったのでした。
そこで、高校時代に興味を持ったことがあった、デザインを習い始めました。習い始めると面白くて、「もっと早く始めていれば良かった」と後悔しました。でも、後悔しても始まりません。もう就職目指して、突っ走るしかありません。私は、なかなか踏み出すことの出来なかった一歩をようやく踏み出したのですから。
スーパーで働きながら、スクールに通い、家で勉強…楽ではありませんでした。でも楽しかった。充実していました。
そしてスクールも卒業しスーパーも辞め、再び就職活動。不安でした。スクールで学んだとはいえ、スキルはまだまだ不足しているし、経験もないし、何しろ就職活動に成功した経験がありませんでしたから。
でも「やるしかない」。
応募し始めて1社目で今の会社と出会いました。面接では、大学時代とは違いやりたいことをしっかりと話せている自分がいました。そして、遂に初めて就職活動に"成功"したのです。
改めて振り返ってみて思います。「恐れずに挑戦してみることが大切だ」と。就職に迷っている皆さん、何か始めてみましょう。初めは小さな一歩でも、積み重なればそれはきっと大きな成長につながるはずです。私も、就職できたことに満足せず、挑戦しつづけるつもりです。一緒にがんばりましょう。
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